
北海道上川郡上川町
上川浮島風景林
(かみかわうきしま)
70の天然沼の間を木道でぬける爽快感
訪れた日は晴れと雨が交互に続く日。沼に映る景色が移り変わりとても綺麗でした。
湿原の面積は約22ha、周囲は約3kmあります。ここには大小70余りの沼があり、浮島が点在しています。湿原の周辺は開けた場所が多く、沼をめぐる木道からは野鳥などの動植物が容易に観察でき、美しい自然や特異な景観が楽しめます。
標高が高いため冷涼な気候です。湿原部にはエゾヒツジグサ等の水生植物、モウセンゴケ等の湿性植物、エゾイソツツジ・チングルマ等の高山植物が生育し、沼にはエゾサンショウウオが生息、野鳥も多く飛来しています。
湿原の形成は約2,500~2,000年前で、斜面が緩やかで標高が高いことが影響し、植物が秋に枯れ落ちても腐ることなく枯れ残り、厚い泥炭層になって川の水がせき止められ、沼ができたと言われています。沼の中には名称の由来でもあり風に吹かれて移動する「浮島」があり、日本でも数少ない貴重なものとなっています。
林野庁「レクリエーションの森」ホームページより一部引用
アクセス
- 旭川駅から車で約80分