
北海道河東郡鹿追町
然別自然休養林
(しかりべつ)
朝靄につつまれる然別湖でシカに出会う
朝早く訪れた然別湖でシカや滅多に見られないというエゾナキウサギに出会えました。
然別自然休養林は、大雪山国立公園の南部に位置する然別湖を中心に広がる休養林です。エリア内には「然別火山群」と呼ばれる標高1,200m前後の山々と、かつての火山活動が川をせき止め誕生した道内最高所の湖「然別湖」があります。
最終氷期と呼ばれる今より寒い時代に誕生した火山群には、岩のゴロゴロとした斜面が広がり、その周囲には夏でも冷たい風を吹き出す穴「風穴(ふうけつ)」と、地下には年中凍り続ける永久凍土の存在が確認されています。
風穴には、1万年以上前の氷河期に、陸続きだったシベリヤから北海道に渡ってきたと考えられているエゾナキウサギが生息しています。体長は15〜18cm程度の手のひらサイズの小さなウサギ。十勝地方のアイヌの人々は、チチッ・チュ・カムイ(チチッと鳴く神様)と呼んでいたそうです。
エリア内には、このほか、火山の恵みである温泉や、今まさに形成されつつある三角州、道内三大秘湖として知られる「東雲湖(しののめこ)」など、この地ならではの地形や景観が広がっています。
林野庁「レクリエーションの森」ホームページより一部引用
アクセス
- 十勝帯広空港から車で約90分 → 然別湖
- 帯広駅から車で約100分 → 然別湖